著者
養父 志乃夫 山田 宏之 中島 敦司 中尾 史郎 松本 勝正
出版者
社団法人日本造園学会
雑誌
ランドスケープ研究 : 日本造園学会誌 : journal of the Japanese Institute of Landscape Architecture (ISSN:13408984)
巻号頁・発行日
vol.63, no.5, pp.447-450, 2000-03-30
参考文献数
7
被引用文献数
1 6

従来から行われてきている草本種子を用いた法面緑化工法ではない,自然の表土と,それに含まれる埋土種子を利用する緑化工法に関する研究のため,香川県内において試験施工を行った。樹林内の表土を尾根部,中腹部,谷部の3箇所から1997年3月と6月に採取し,土嚢袋に詰めたて勾配32度の南西斜面に設置し,追跡調査を実施した。施工後2年目の段階で,土壌採取場所の違いにより異なる植生が成立した。いずれの区においてもアカメガシワ,ヌルデ等の先駆性の植物が優先的に成立したが,尾根部から採取した土壌区では特にススキが密生し,最大の被覆量を占めた。ススキも含め,植物被覆量の多い区ほど土壌流亡が少ないことも明らかになった。

言及状況

外部データベース (DOI)

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こんな論文どうですか? 土嚢袋を用いた表土利用型法面緑化工法の評価(平成12年度 日本造園学会研究発表論文集(18))(養父 志乃夫ほか),2000 http://id.CiNii.jp/SD6eL

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