著者
大出 英子 近藤 三雄
出版者
社団法人日本造園学会
雑誌
ランドスケープ研究 : 日本造園学会誌 : journal of the Japanese Institute of Landscape Architecture (ISSN:13408984)
巻号頁・発行日
vol.64, no.5, pp.537-540, 2001-03-30
被引用文献数
1 3

室内緑化空間として,鑑賞用温室(約35000lux),明るいアトリウム空間(約6000lux),オフィス空間(約350lux)を想定した実験区を設け,造園樹木4種の栽培実験を行い,葉の陰葉化,光合成速度および生育状態から,室内弱光環境での生育可能性について考察した。その結果,35000lux区では4樹種ともに健全な生育を維持できること,6000lux区ではトウネズミモチは健全に生育するが,イロハモミジとカクレミノは1年目は健全に生育するが2年目以降は生育が低下すること,エゴノキは著しく生育が低下すること,350lux区では4樹種ともに概ね1年以内で枯死することが明らかとなった。

言及状況

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通常のオフィスを想定した350luxの明かりでは、イロハモミジ、カクレミノ、トウネズミモチ、エゴノキの4種とも1年以内でダメになるそうだ。野外の光って強いのね。「光条件の異なる室内緑化空間での造園樹木4種の生育可能性について」 http://t.co/O3ms0UJP

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