著者
森本 淳子 丸山 宏 柴田 昌三
出版者
社団法人日本造園学会
雑誌
ランドスケープ研究 : 日本造園学会誌 : journal of the Japanese Institute of Landscape Architecture (ISSN:13408984)
巻号頁・発行日
vol.60, no.5, pp.485-488, 1997-03-28
参考文献数
10
被引用文献数
6 5

美しい花を咲かせる木本植物の観賞を目的とした二次林管理として,光環境の調整による花芽率のコントロールが提唱されている。しかし,花芽率の予測には,植物の生態学的特性を考慮した評価が必要である。そこで,関西地方の二次林に多く自生するコバノミツバツツジの開花のメカニズムを解明することを目的に,連続的に日射量を測定し,花芽率・当年枝の構成・枝の動態を調べた。そ結果,5月〜8月の日射量が410MJ・m^<-2>・month^<-1>以下の生育場所では花芽分化は確認されず,明るいほど当年枝にしめる繁殖枝の割合が高くなること,繁殖枝の腋芽から伸長する栄養枝の数は光環境の影響を受けにくいことなどが明らかになった。

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こんな論文どうですか? 異なる光環境に生育するコバノミツバツツジの開花のメカニズム(平成9年度 日本造園学会研究発表論文集(15))(森本 淳子ほか),1997 http://id.CiNii.jp/SEHWL
こんな論文どうですか? 異なる光環境に生育するコバノミツバツツジの開花のメカニズム(平成9年度 日本造園学会研究発表論文集(15))(森本 淳子ほか),1997 http://id.CiNii.jp/SEHWL

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