著者
"品川 佳満 岸本 俊夫 太田 茂"
出版者
川崎医療福祉大学
雑誌
川崎医療福祉学会誌 (ISSN:09174605)
巻号頁・発行日
vol.15, no.2, pp.553-563, 2006
被引用文献数
2

"赤外線センサを利用した高齢者見守りシステムに応用可能な自動緊急通報を行うためのアルゴリズムを開発した.本研究で考案した自動緊急通報アルゴリズムは,センサの無応答(全センサがOFF状態)時間をリアルタイムにモニタするものである.クラスタ分析により求めた過去の行動パターン別センサ応答分布と現時刻の無応答時間とを比較し,平素よりセンサの無応答時間が長いと判断した場合,通報を行う.独居高齢者4名の長期計測データを用いてシミュレーションを行った結果,1ヶ月あたり1〜3回程度の通報が認められた.また,無応答状態になってから通報に至るまでの時間は,日中では平均120〜240分程度要することが分かった.シミュレーションで検知した異常は,必ずしも被験者の健康の異常を示してはいなかったが,本研究は,動けなくなるなどの事態発生から,平均2〜4時間程度で異常検出ができることを明らかにした."

言及状況

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こんな論文どうですか? <原著> 赤外線センサの無応答時間を利用した自動緊急通報アルゴリズムの開発("品川佳満ほか),2006 http://id.CiNii.jp/SE1wL
こんな論文どうですか? <原著> 赤外線センサの無応答時間を利用した自動緊急通報アルゴリズムの開発("品川佳満ほか),2006 http://id.CiNii.jp/SE1wL

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