著者
高橋 桂子
出版者
新潟大学
雑誌
新潟大学教育人間科学部紀要. 人文・社会科学編 (ISSN:13442953)
巻号頁・発行日
vol.8, no.1, pp.65-74, 2005-10

イギリス在住のRapoport夫妻によるDual-Career Families(1969)を嚆矢として,夫婦ともに雇用者かつ専門的職業に従事する家族に関する研究が始まる。当初の研究関心は,夫婦がどうやって家庭生活を維持・形成しているのか,夫婦役割への期待,結婚満足度やストレスなど心理学的アプローチが多かったが,研究蓄積に従い,,機会均等との関連,配偶者の転勤に対する対応,有子デュアル・キャリア・カップルへの社会・経済的支援の在り方へと移行していく。

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