著者
羽間 京子
出版者
千葉大学
雑誌
千葉大学教育学部研究紀要 (ISSN:13482084)
巻号頁・発行日
vol.53, pp.77-83, 2005-02-28

主として現職教員を中心とした社会人を対象とした大学院において,将来,心理援助職に従事することを志望している学生が何を学ぶかを探索して明らかにするために,千葉大学大学院教育学研究科学校教育臨床専攻の修了生10名(質問によっては在校生2名を加える)に自由記述を中心とした質問紙調査を行った。その結果,心理援前職志望者の場合,(1)「現職教員等さまざまな学生とともに学んだからこそ得られた知見」が現在の職務遂行にもたらす効果が高いこと,(2)現職教員とともに学ぶことで教育現場の実態や現職教員の考え方などにリアルに触れる機会を通して,「視野の拡大・深化」がもたらされること,が明らかとなった。同時に,現職教員とともに学ぶことの否定的側面についても検討された。

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大学院において心理援助職志望者は現職教員とともに何を学ぶか(I.教育科学系) 羽間 京子 千葉大学教育学部研究紀要 53, 77-83, 2005-02-28 http://t.co/JsGyjHmq31 "学校教育臨床専攻の修了生10名に自由記述を中心とした質問紙調査を実施"

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