著者
星野 博之
出版者
一般社団法人日本音響学会
雑誌
日本音響学会誌 (ISSN:03694232)
巻号頁・発行日
vol.62, no.3, pp.265-274, 2006-03-01
被引用文献数
8

見通しの悪い交差点などで接近車両を走行音により検知するドライバ支援システムについて述べる。2本のマイクロホンから入力される走行音の信号処理により接近車両の検知と方位推定を行う手法の検討を行い,車載実験システムを作成して実際の交通状況においてシステムの評価実験を行った。結果として,車両接近の検知は95〜100%可能であるが,周囲騒音の大きい場所での誤検出を考慮することや,方位推定精度の向上のためには信号処理やマイク位置により自車ノイズの影響を少なくすることが必要であることが分かった。また,車両接近をドライバヘ伝える場合,車両接近音のレベル変化を模擬した音が適することが分かった。

言及状況

Twitter (1 users, 1 posts, 0 favorites)

こんな論文どうですか? ドライバ支援のための走行音による接近車両検知システム(<特集>システム論文特集号)(星野 博之),2006 https://t.co/QXuKmQce98

収集済み URL リスト