著者
岡本 哲和
出版者
関西大学
雑誌
情報研究 : 関西大学総合情報学部紀要 (ISSN:1341156X)
巻号頁・発行日
vol.23, pp.1-36, 2005-07-15
被引用文献数
1

本稿の目的は,2003年11月7日に実施された衆議院選挙のデータを利用して,候補者がどのような内容のウェブサイトを開設しているのか,またその内容に影響を及ぼす要因は何かという問題を,数量分析を用いて明らかにすることである.相互作用性,情報提供,プレゼンテーション,アクセスの容易性の4つの基準に従って各ウェブサイトの充実度を測る指標を作成し,それを従属変数として順序プロビットによる分析を行った.その結果として,立候補タイプや候補者の社会的属性とともに,所属政党および候補者の地位がサイトの充実度に影響を及ぼしていたことが明らかになった.このような分析結果は,他の先進諸国と同様に我が国においても「通常化」の現象が進行しつつあることを示唆している.

言及状況

Twitter (1 users, 2 posts, 0 favorites)

こんな論文どうですか? 2003年衆院選における候補者ウェブサイトの分析(岡本 哲和),2005 http://t.co/jmY78ctR
こんな論文どうですか? 2003年衆院選における候補者ウェブサイトの分析(岡本 哲和),2005 http://t.co/jmY78ctR

収集済み URL リスト