著者
中道 知子
出版者
大東文化大学
雑誌
大東文化大学紀要. 人文科学 (ISSN:03861082)
巻号頁・発行日
vol.42, pp.259-271, 2004-03-31

外来語「サービス (する)」は多義である。その多義の中で, <用役, 用務など, 無形のものの供給> という意味は, 従来の大部分の国語辞書においては, 経済学的な専門用語であるとされており一般的な語義として位置付けられていなかった。しかし, 「サービス (する)」の現実の用法を観察し, 当該語の多義的な意味相互の関係を考えるときに, この意味を1つの《基本義》として位置付けることが, 当該語の総合的な意味記述には必要である。外来語「サービス (する)」が日本語の語彙の中でその意味を確立する際の現象として, 原語に当たる"service" の持っている意味そのままに近い形で取り入れた意味・用法 (基本義1) と日本語の語彙体系の隙間を埋めるような形で確立した意味・用法 (基本義2) との2つがあり, それぞれが派生語を生ずる形で, 当該語の多義構造が形成されていると考えるのが適切である。

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学部時代にお世話になった先生がこういうの書いていたのよね。結論は覚えてないけど…/CiNii 論文 -  外来語の語義について : サービス (する) https://t.co/9615dHs8Z0

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