著者
坂井 邦夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会誌 (ISSN:09135693)
巻号頁・発行日
vol.89, no.8, pp.722-727, 2006-08-01

本稿では,パターン認識技術とその応用に関するれい明期の状況を,筆者自身の経験や体験を織り込みながら,現在の状況と関連付けて紹介している.前半では,産・学・官の連携を起点として情報化の追い風に乗って成長した一時期,更にはその後の事業的な見地からの見直しなど,当時の研究開発環境の移り変りを振り返って述べている.後半では,本稿が単なる昔話に終わることのないよう,これまでの努力が現在どのような形で実を結んでいるか,またパターン認識の更なる発展にとって今後は何が必要かなどを筆者の見解も含めて述べている.

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