著者
北野 正雄 中西 俊博
出版者
日本物理学会
雑誌
日本物理學會誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.61, no.10, pp.758-765, 2006-10-05
参考文献数
20
被引用文献数
2

最近の実験技術の進展によって, 光パルスの伝搬速度(群速度)を光速cより大きくしたり, 逆に自転車なみの速度に減速させ, さらには停止させることすら可能になってきた. このような異常光伝搬は応用面から強い関心が寄せられているのみならず, 波動伝搬の物理を再検討する契機にもなっている. 本稿では電気回路による光の伝搬のシミュレーションを通して, 超光速群速度の物理的意味や光パルス凍結の原理に迫る.

言及状況

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真空中は不可能です。真空中の光は光源,観測者どちらの速度にもよらず一定です。 ただし,「光子」と言っていいのかどうかよくわかりませんが,真空中でなければ「光」を停止させることは昨年成功しています。これには「負の屈折率」を持たせた素材が使われています。 http://blog.livedoor.jp/onisoku/archives/64837512.html http://www.afp ...

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@nojiri_h マジレスするのを忘れていた。 近接場光が超光速通信に使えると言うネタは、例えば、 http://t.co/C8C35Jyqyi とか見て下さい。 相間さん相手に「光速を越えるのは位相速度でなく群速度」とか言っていると「群速度だって越える」と言う反論が待ってる。

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