著者
水野 正明 吉田 純
出版者
日本脳神経外科コングレス
雑誌
脳神経外科ジャーナル (ISSN:0917950X)
巻号頁・発行日
vol.15, no.10, pp.700-704, 2006-10-20

バイオテクノロジー,ナノテクノロジーやコンピュータテクノロジーは,遺伝子治療をはじめとする新しい先端医療を生み出してきた.われわれはその時代の中で,2000年に純国産技術で作り上げた最初の遺伝子治療を悪性クリオーマを対象に行い,その安全性および有効性を確認した.その成果は,名古屋大学医学部附属病院内に設置された先端医療開発施設,遺伝子・再生医療センターに引き継がれた.同センターでは,2006年,そこで作られる先端医療マテリアルの品質を保証するため,ISO9001(2000)および13485(2003)を取得した.この取得は,大学関連施設ではわが国初である.この施設での活動を通して,患者に役立つ新しい先端医療開発を進めていくことになっている.本稿では,われわれが行っている悪性クリオーマに対する遺伝子治療と,それに関連したわれわれの活動を紹介し,これからの先端医療のあり方について展望した.

言及状況

Wikipedia (1 pages, 3 posts, 3 contributors)

編集者: 36.2.119.245
2020-10-13 06:05:33 の編集で削除されたか、リンク先が変更された可能性があります。
編集者: Aprilflower
2013-08-28 20:52:14 の編集で削除されたか、リンク先が変更された可能性があります。

収集済み URL リスト