著者
前畑 憲子
出版者
北海道大学大学院経済学研究科
雑誌
經濟學研究 (ISSN:04516265)
巻号頁・発行日
vol.56, no.2, pp.203-215, 2006-11

『資本論』第3部第3篇でマルクスは利潤率の傾向的低下法則を明らかにし,また,この法則と恐慌との関連について論じている。本論文は,現行版『資本論』では削除された「現実の資本の過剰生産」とはいかなる事態であるかの解明を通して,この法則と恐慌との関連を明らかにしている。特に,この法則を「二重性格の法則」として捉えること,また,諸資本間の競争戦の意義を明らかにすることを重視した。

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斎藤幸平『大洪水の前に』にあった、 「利潤率の傾向的低下法則と恐慌」についての参考文献1/2 前畑憲子 2006年 CiNii 論文 -  利潤率の傾向的低下法則と恐慌--「現実の資本の過剰生産」をめぐって https://t.co/jFjYyISFhR #CiNii

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