著者
奥谷 喬司 藤原 義弘 藤倉 克則 三宅 裕志 河戸 勝
出版者
日本貝類学会
雑誌
Venus : journal of the Malacological Society of Japan (ISSN:13482955)
巻号頁・発行日
vol.63, no.1, pp.61-64, 2004-06-30
被引用文献数
4

約1年半前に鹿児島県野間岬沖の水深約200〜250mに沈下されたマッコウクジラの死体に形成される生物群集の調査を行った結果,鯨骨上にはヒラノマクラ(少数のホソヒラノマクラ混在)の濃密な群生がみられた。本種の外套膜後端は筒状に丸まり,極めて長い"入水管"を形成し,また完全な管状になった出水管を持つほか,足もよく発達して活発に動き回るというイガイ科としては極めて特異な機能形態を持つことが判った。長い水管のため,本種が群生しているとあたかも鯨骨が細いマカロニで被われているようにさえ見える。ヒラノマクラの生体の観察は今回初めてと思われるので,速報する。

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こんな論文どうですか? 海底に沈下した鯨骨に大量付着するヒラノマクラ(奥谷喬司ほか),2004 http://id.CiNii.jp/UVZVL
こんな論文どうですか? 海底に沈下した鯨骨に大量付着するヒラノマクラ(奥谷喬司ほか),2004 http://id.CiNii.jp/UVZVL
こんな論文どうですか? 海底に沈下した鯨骨に大量付着するヒラノマクラ(奥谷喬司ほか),2004 http://id.CiNii.jp/UVZVL

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