ディジタル図書館やセマンティックウェブ技術の普及に伴って、多種多様な情報資源のメタデータが作成され利用されるようになってきた。公共図書館や地方自治体の中には、それぞれが作成したメタデータの組織化を行うために、独自の語彙を定義しているとこをも珍しくない。メタデータに付与する語彙を作成する場合、小規模であればその作成とメンテナンスは容易であるが、大規模な語彙を作成することは、コストやメンテナンスの観点から現実的ではない。そこで本研究では、国立国会図書館が2006年9月より提供を開始した国立国会図書館件名標目表(NDLSH)テキストデータをSKOS形式に変換し、ソフトウェアやネットワークを介して利用可能にした。また本研究では、SKOS版NDLSHテキストデータを対象とした、SKOSのためのグラフィカルなブラウザHANAVI(Hybrid And Network-Assisted Vocabulary Interface)の作成を行った。NDLSH (National Diet Library Subject Headings) is a list of subject headings applied to the catalog of the NSL. This paper describes how to represent NDLSH in SKOS (Simple Knowledge Organazation System) which is a formal language for representing controlled structured vocabularies such as thesauri or classification scheme. This paper also describes HANAVI (Hybrid And Network-Assisted Vocabulary Interface) browser which visualizes NDLSH.