- 著者
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渋川 祥子
鈴木 洋子
- 出版者
- 横浜国立大学
- 雑誌
- 横浜国立大学教育紀要 (ISSN:05135656)
- 巻号頁・発行日
- vol.19, pp.106-119, 1979-11-30
- 被引用文献数
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家庭に於ける野菜の冷蔵保存の条件を知るために,保存温度,包装方法等を中心に条件をかえ,ビタミンC,糖の定量,外観,重量変化等から品質を評価して検討を行った結果次のことが明かとなった。1.低温障害をおこす野菜を除くと,1〜6℃でポリ袋等で包装し密封状態で保存するのがよい。2.低温障害は5以下で生じるので,低温障害を起す野菜も5〜7℃の低温で密封保存する方がよい。3.低温,密封保存した野菜は外観的に新鮮そうであっても,栄養価の低下は著しいものがある。又,冷凍可能な数種の野菜について,同様に品質を評価して冷蔵保存との比較を行った結果次のことが明かとなった。4.冷凍保存は,冷蔵保存に比べて栄養価の低下は少く,長期保存が可能である。5.冷凍によりテクスチャーは劣化する,特に繊維のかたいものはその傾向が著しく冷凍保存は適当でない。