著者
大野 邦夫
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告デジタルドキュメント(DD) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.8, pp.41-48, 2007-01-26
被引用文献数
1

今日の日本における紙の文書において、縦書きの文書が一般的である。しかし現状のWeb文書は、縦組みの日本語には対応していない。今後の日本語の情報の電子化を考えると、WebやXML文書が使いやすい縦組みの日本語をサポートすることが望まれる。さらに、近年急成長を遂げる中国や台湾、韓国などの漢字文化圏のWebやXML文書の動向を考えると、漢字組版機能を、W3Cの正式な規定として提供することは、W3Cにとっても、会員企業にとっても望ましいことである。そのような背景に基づき、2006年10月18日に開催されたXSL-WGのワークシヨツプにおいて、日本語組版機能をXSLFO20に加えることを提案したので、その内容について紹介する。Though vertical layout is very popular in Japanese printed document, current web document seldom uses vertical layout. Considering the future Japanese document, to support vertical layout in web or XML document will be expected. Besides, recent quick development of eastern Asia coun tries as China and Korea web based Kanji layout standard will be required for W3C and its corporate members. Then Japanese layout requirement studied through JAGAT study team was proposed to the workshop of XSLFO2.0.which was held on October 18 2006. This paper describes the outline of the proposal.

言及状況

はてなブックマーク (1 users, 1 posts)

[**source][academic][ebook][japanese]

収集済み URL リスト