著者
大野 邦夫 渡辺 篤史
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告電子化知的財産・社会基盤(EIP) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.10, pp.47-54, 2008-01-31

本報告は、SNSを代表とするソーシャルメディアから、テキストマイニングを用いて情報を抽出する手法の技術的可能性を検討するものである。テキストマイニングツール、TRUSTIAを用いてmixiのコミュニティの情報から趣味に関する情報を頻度分布として取り出し、それを用いてデータを抽出し、各種コミュニティを相対的に比較した。さらにmixiがサポートしているカテゴリ毎のコミュニティ情報検索機能を用いて、趣味情報の分布を求め、テキストマイニングによる結果との比較を行ない、SNSに対するテキストマイニングの適用領域を考察した。The goal of this paper is to study the possibility of text mining technology to acquire the information through social media as SNS. A macro program that extracts mixi community information to text mining tool TRUSTIA has been developed. Vocabularies related to personal hobby of various community have been evaluated through TRUSTIA and statistically compared through histogram. Besides, relationship of hobby vocabulary distribution to community category has been calculated through built-in retrieval function of mixi community, and compared to the text mining result.
著者
大野 邦夫 渡辺 篤史
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告デジタルドキュメント(DD) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.10, pp.47-54, 2008-01-31
被引用文献数
2

本報告は、SNSを代表とするソーシャルメディアから、テキストマイニングを用いて情報を抽出する手法の技術的可能性を検討するものである。テキストマイニングツール、TRUSTIAを用いてmixiのコミュニティの情報から趣味に関する情報を頻度分布として取り出し、それを用いてデータを抽出し、各種コミュニティを相対的に比較した。さらにmixiがサポートしているカテゴリ毎のコミュニティ情報検索機能を用いて、趣味情報の分布を求め、テキストマイニングによる結果との比較を行ない、SNSに対するテキストマイニングの適用領域を考察した。The goal of this paper is to study the possibility of text mining technology to acquire the information through social media as SNS. A macro program that extracts mixi community information to text mining tool TRUSTIA has been developed. Vocabularies related to personal hobby of various community have been evaluated through TRUSTIA and statistically compared through histogram. Besides, relationship of hobby vocabulary distribution to community category has been calculated through built-in retrieval function of mixi community, and compared to the text mining result.
著者
大野 邦夫
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告デジタルドキュメント(DD) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2002, no.53, pp.1-8, 2002-05-31
参考文献数
20
被引用文献数
8

セマンティックWebは、W3CディレクターであるTimBerners-Lee氏による今後のWebがその進化の過程で具備すべき機能への考察と提案である。その概要は、サイエンティフィックアメリカ[1][の記事で紹介されたが、それによると、個人を支援するネットワーク上のエージェントという位置づけであるる。セマンティックWebの具体的な技術はDAML+OILといった言語を用いた実装が試みられているが、実現の見通しは十分とは言えない。ここでは上記のようなセマンティックWebの現状について紹介し、考察を加えるとともに、携帯電話の世界から見た未来のWebに関する提言を行う。Scmantic Web is a concept of the future Web proposed by Dr. Tim Berners-Lee, W3C Director. He wrote an article[1] about Semantic Web to Scientific America magazine. According to the article Semantic Web was introduces ad an personal agent on the Web. Although implementation is tried through a language of DAML+OIL now, realization of Semantic Web is still unknown. This paper describes the situation above and the problems that prevent its realization. Finally, a proposal of future web through mobile phones is added.
著者
大野 邦夫
出版者
情報処理学会
雑誌
研究報告デジタルドキュメント(DD) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2009, no.6, pp.1-12, 2009-05-29

本報告は、当研究会の技術領域であるデジタルドキュメントの歴史を回顧・考察し、今後の発展に資することを意図したものである。デジタルドキュメントとは、コンピュータで処理される文書であり、プログラム開発のためのテキストエディタや文字ベースのワープロに端を発する。その後、文字以外に、図形・画像を採り入れた複合文書に発展し、最近は映像やアニメといった動的な情報もコンピュータで処理されるようになった。ここでは、その経緯を、情報メディア、データ型、オブジェクト指向技術、XML、Web といった技術面から分析すると共に、標準化、国際会議といった技術動向を背景に、当研究会における研究内容の変遷を述べる。最後に技術的変遷に伴う利用者ニーズ、市場といったビジネス・サービスの現場に基づく社会的・制度的な面についても考察を加える。This report describes the history of digital document, which is created, edited, transformed, distributed, and viewed through computers, and which also is the technical area of SIG−DD. The origin of the digital document was text files edited by text editors or early primitive word processors. After a decade or so, compound document which comprises figures and images with text were created through desktop publishing (DTP) systems. Recently broadband network has enabled the services of the interaction with dynamic content of video or animation. Those content will also be a kind of digital document. The history of digital document has been considered through several concepts and models of information media, data types, object−oriented technology, XML and the web, then the history of SIG−DD has been described with the trend of standardization and international conferences. Finally the history is summerized with social and cultural aspect of customers, market, and standardization movement.
著者
大野 邦夫 須藤 僚 新 麗
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. OIS, オフィスインフォメーションシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.156, pp.13-20, 2008-07-17
被引用文献数
2

顧客のネットワーク機器を遠隔から設定管理するための知的なシステムの調査研究結果を紹介する。このシステムは、IETFのNETCONFプロトコルを用い、利用者モデルとデータモデルを管理する。双方のモデルのメタデータ、相互の関係、さらに関係する種々の履歴情報を活用することにより、ネットワーク機器の管理、運用を効率化することが可能となる。モデル記述には、W3CのRDFとOWLを用い、操作履歴や機器の変更履歴をデータベースに蓄積管理する。これらの情報を用い、仮説検証による推論を用いて利用者にサービス情報を提言する。本報告では、NETCONFにおけるOWL適用の経緯、これまで検討した利用シナリオ、システム構成、ユーザインタフェース、Webマニュアルへの適用などに関する検討結果を紹介する。
著者
大野 邦夫 ベイヤーモートン
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告デジタルドキュメント(DD) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.1998, no.23, pp.9-17, 1998-03-13
被引用文献数
5

本報告は、1997年12月7日から11日にわたって米国ワシントンDCのシェラトン・ホテルにおいて開催されたSGML/XML'97コンファレンスの報告である。このコンファレンスは1994年に開催されたSGML'94に端を発している。その後SGML'95、SGML'96と回を重ねた。昨年のSGML'96は、SGMLがISOで制定されて10年を記念したもので、従来に比べ盛大に開催された。今回は、SGMLだけでなくXMLをも包含する形でSGML/XML'97として開催されたが、その規模は盛大に開催された昨年をさらに大幅に上回るものになった。本報告は、技術動向とビジネス展開の2つの部分から構成され、前者については大野が、後者についてはベイヤーが担当した。This paper describes our impression of SGML/XMI'97 Conference which was held at Sheraton Hotel in Washington DC from December 7 through 11, 1997. The original conference was started from 1994 as SGML'94 and the similar conference has been held every year. Previous SGML'96 conference was held as the 10th anniversary of SGML standardization at ISO, and much more people took part in the conference than ever before. Last year, XML emerged, and the conference, which was renamed as SGML/XML'97, was expanded much more than SGML'96. This paper mainly comprises two parts as technical and business. Morten Beyer wrote the business part while Kunio Ohno wrote the other portion including technical part.
著者
大野 邦夫 金子 哲也
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告デジタルドキュメント(DD) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.1996, no.117, pp.9-16, 1996-11-22

キーストローク・レベル・モデルは、Xerox PARCで開発された計算機への入力操作に関する評価モデルである。このモデルは、ユーザインタフェースを評価するために用いられているが、操作時間を対象とすることから、稼働工数の算定に用いることができると思われる。ここではこのモデルを用いて、イメージ、文字、表、図形を構成要素とする文書の電子化に要する時間を算出する方法を述べ、その簡単な適用例を紹介する。従来、この種の作業の評価は、実測による以外に方法が無く、その場合も、操作者のスキルや疲労などにより影響され、客観性に乏しかった。その点、本手法は客観的なデータとなり得るため、費用対効果の検討のようなトレードオフを生じる場合の検討に於いて有効な手段になる。Keystroke Level Model, which was developed by Xerox PARC, is a generalized model for evaluating computer-human interfaces. The model can be applied to evaluate the work load for the development of digital document contents, becaus it estimates the duration of certain tasks. This paper describes an evaluation example of the digital document which is composed of text, tables, graphics, and/or image information. The result proves the effectiveness of the model especially in the case of the cost vs. effect trade-off situations.
著者
大野 邦夫
雑誌
研究報告デジタルドキュメント(DD)
巻号頁・発行日
vol.2014-DD-93, no.1, pp.1-8, 2014-03-22

欧米の文書管理は、組織における管理責任に基づく文書の分類とアクセス管理を支援する厳格なファイリングシステムにより特徴付けられ、結果的に文書の執筆者、編集者、発行者などの個人的役割と責任が明確化される点に特徴を有する。それに対し、日本の文書管理は、発端が単に綴じ紐で分類されるだけの文化であったことから、個人の関わりや責任はあいまいであり、組織やグループの便宜的なルールに支配されることが多い。その結果、重要な文書が廃棄されたり隠蔽・改ざんされる事態が発生し、日本の社会制度の一つの欠陥となっている。欧米の文書管理の伝統は真理の探究を標榜する西欧キリスト教文化における組織の正統性の確保のための情報管理に端を発する。科学技術の発展に伴う脱宗教の時代においても事実と論理を重視しするために、組織における記録文書の役割や位置づけは明確に規定され、それがアクセス管理と厳格なワークフロー管理に継承されている。本報告では以上の問題を技術文書の管理について具体的な分析を試み考察すると共に、欧米流文書管理と日本的文書管理をフィードバック・モデルで考察する手法を提案し、今後の文書管理のあり方や専門家の育成への展望を試みる。
著者
大野 邦夫
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告デジタルドキュメント(DD)
巻号頁・発行日
vol.1999, no.57, pp.1-8, 1999-07-16
被引用文献数
4

本報告は,SGML/XMLに関する最大のコンファレンス主催者であるGCAによるXML Eu?rope'99の概要を紹介し,併せてXMLをはじめとするデジタルドキュメントの現代史的な役割の考察を試みるものである。XML Europe'99は,スペインのグラナダで開催されたが,昨年秋にシカゴで開催されたXML'98がビジネス応用指向であったのに対し,地道な研究的,技術的な発表が多かった。どちらかと言うと地味な内容の発表が多かったのであるが,RDBとの相互運用や既存の各種業界のSGMLシステムとの相互運用など,実用期を迎えたXMLの今後の動向を把握するためには有効な情報が多かった。このXMLを用いる知識管理(ナレッジマネージメント)の動向に注目が集まっているが,この動向について,かつてのAIブームの反省を踏まえた考察を試みる。最後に,XMLを含むデジタルドキュメントの日本を中心とした現代史的な課題を述べる。This paper describes XML Europe'99 sponsored by GCA which is the biggest organization to support SGML/XML conferences, and tries to consider the role of digital documents which include XML with a historical view to the current situation. Compared with XML'98 at Chicago, which had been strongly characterized to business applications, the presentations at XML Europe'99 which was held at Granada, Spain, were seemed to steadily coordinated to academic and technological area. Though many of those presentations were not so strongly impressive, they were very informative to know the trend of the practical application fields of XML as the interoperability with RDB and/or existing SGML document systems in various industries. Many people seem strongly interested in the keyword of knowledge management with XML, according to the newspapers, magazine, books, and so on now. An evaluation to the trend is tried out based on the reflection feedback from the previous activities in artificial intelligence fields. Finally, issues to the current digital documents with XML especially in Japan is described.
著者
大野 邦夫
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告デジタルドキュメント(DD) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2000, no.40, pp.17-24, 2000-05-12
被引用文献数
6

エージェント技術から見たXML応用の最近の動向として、注目すべき2つの分野が挙げられる。一つは、B2B (Busness to Business)やB2C (Business to Consumer)のEC (Electric Commerce)分野に関するもので、ウェブを集客、ワークフロー管理、さらに顧客分析・管理に活用するための枠組みとして扱うアプローチである。もう一つの分野は、携帯電話やモバイル機器といった今後のウエアラブル・コンピュータに発展し得る分野の通信プロトコルへの適用である。以上の具体的なとりくみとして、ベルギーのアルカテルの研究所が開発したFIPAのACLに対してXMLを適用した事例が極めて示唆に富む内容を含んでいると思われる。ここではその概要を紹介し考察を加える。From agent technologies view, there are two interesting areas which XML is expected to apply. One is the B2B (Busness to Business) and /or B2C (Business to Consumer) fields of Electric Commerce where internet web technology is applied to collect customers information, workflow management, customer analyses, customer relationship management, and so on. Another is the mobile communication protocol fields which are expected to become realizing wearable computers. Case studies conducted by Alcatel Research Laboratory in Belgium showed the effect to apply XML to FIPA ACL for telecommunication fields, and suggested its possibility to another fields. This paper introduces the situation of FIPA standards, ACL, and the case study by Alcatel, and discusses the tend of applying XML to FIPA agents.
著者
西口 美津子 渡部 美紀子 芥川 一則 芥川 一則 大野 邦夫
出版者
福島工業高等専門学校
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2014-04-01

本研究は、キャリアの履歴を分析するツールである「マトリックス履歴書」を用いて、被災地の中高年女性の起業を支援する手法の開発を目指したものである。まず、歴史上や実在する女性起業家のマトリックス履歴を分析することで成功に必要な要素を洗い出した。次に中高年女性へのアンケート調査により地域に必要とされる起業や能力開発のニーズを明らかにした。さらに、中高年女性を対象としたセミナーを実施すると共に、参加者からの声を反映し、今後のセミナーや能力開発に活用できる「女性のための起業マニュアルー未来は自分で切り開く!-」(161頁)を制作、地域の女性等に配布した。最後に、研究の成果を国内外の学会で発表を行った。
著者
大野 邦夫 角山 正樹
出版者
情報処理学会
雑誌
研究報告デジタルドキュメント(DD) (ISSN:18840930)
巻号頁・発行日
vol.2010, no.1, pp.1-8, 2010-11-19

UML により得られるクラス図を XML 文書として実装する手法は、XMI、MDA などが知られているが、特定業界の特定分野に特化された形式でしか使用されていない。より単純で汎用的な手法を CLOS と LISP の S 式を用いて実現したので紹介する。属性を用いない場合、XML と S 式は共に木構造情報を管理するので対応付けることが可能である。CLOS のインスタンスに S 式のリストを用いこの手法を用いて XML に変換することにより、クラス図に対応する XML 文書を生成する方法を考案した。具体的な事例として、ジョブカードの各種様式をクラス図としてモデル化し、XML に変換し、さらに XSLT を用いて Web に表として出力させた場合を取り上げ、その有効性について述べる。Though UML Class Diagrams can be implemented to XML data or document through XMI and MDA, they are introduced to limited fields within certain industries. This paper describes a more general and simplermethod of crating and managing XML information from the UML class diagram. XML data without attribute can be expressed by symbolic equation of LISP language, because they both express the tree datamodel. Based on this analogy, object instance data created from hierarchical classes can be converted to XML data through the list data as CLOS instance variables. As an example, governmental Job Card formats are converted to XML from the UML class diagrams, and finally displayed as Web table data of HTML through XSLT.
著者
大野 邦夫 蘇我 貴俊
雑誌
研究報告デジタルドキュメント(DD)
巻号頁・発行日
vol.2011, no.3, pp.1-8, 2011-11-11

本報告は小規模事業に関する文書管理システムを経営支援の観点から構築する手法について提案するものである。深刻な不況の克服が望まれているが、成長力のあるビジネスモデルの構築は、大手企業よりは柔軟で適応力に富む中小企業に期待される。ビジネスモデル構築のための技術開発と市場把握を的確に行うには、企業資源を有効に生かすことが鍵である。そのためには小規模事業向けの ERP システムを有効に活用する手法が考えられる。しかし複雑な ERP システムの結果をビジネスモデルに直接反映させるのは、常時システムを使いこなす必要があり、経営幹部にとって現実的とは言えない。そこで、UML をベースに CommonLisp で実装されるマクロなモデルを検討しそれを企業文書環境に融合させることを試みた。This paper describes and proposes to organize a business document support system for small business management. Though economical recovery may be expected under recent severe long term recession, business model with high grow rate has been expected. The expectation is stronger to flexible and adaptable small businesses than big businesses. The key to realize effective technical development and market acquisition which are both very important for the business is to activate enterprise resources. Thus the application of ERP system for small businesses may be an effective method to the key. However, organizing a business model to apply the result of the complex ERP system will need daily work for the ERP, which will be difficult for top managers. Then a macro model based on UML and implemented by Common Lisp related to the enterprise document of the model has been introduced and prototyped.
著者
大野 邦夫 デウィヘラワティ 須藤僚
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告デジタルドキュメント(DD) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.114, pp.57-64, 2008-11-20
被引用文献数
1

情報技術の急激な進展を背景として雇用形態が変化しつつある。かつての終身雇用から転職が当たり前の社会になりつつある。そのような状況において職譜詣力を提示するには、履歴書で自己のキャリアを主張する能力を必要とする。ジョブカードはまさにその趣旨に合致する制度と言えるであろう。本報告では先ずジョプカードについて紹介する。次に米国で普及しつつある雇用関連の規定である HR-XML と非公式教育の国際標準として企画されている ISO / 10232 について紹介する。さらに、我々自身の研究として UML によるジョブカードのモデル化、インドネシアからの看護師受入プロセスのモデル化についての検討経過を紹介する。Situation of employment is changing according to the rapid information technology development. Though lifetime employment system was essential for major Japanese companies, job change has become very common recently. Under such a situation, vocational ability means career development ability to write his or her vocational history as resume or CV (Curriculum Vitae). Job Card seems suitable system for those social background. In this paper, Job Card System is explained at first, then HR-XML System which becomes popular in US is introduced, and the work of ISO/TC232 which plans to standardize non-formal education is also introduced. After those, our activity ofmodeling Job Card System based on UML and modeling the process of Indonesian health care worker acceptance is described.
著者
高橋 慈子 大和田潤治 大野 邦夫
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告デジタルドキュメント(DD) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.100, pp.45-50, 2007-09-28
被引用文献数
5

デジタルテレビを中心に家庭への情報家電製品の普及が進んできた。ネットワークを利用して多様な製品を接続して使うことが前提となっている製品ではあるが、接続方法は複雑で利用者には理解しづらい。また、メーカーを超えた製品については,接続後に何ができるかの情報も少ない。TC 協会 Web コミュニケーション WG では、デジタルテレビ用のポータルサイト「acTVila (アクトビラ)」と連携して、異メーカー間をつなぐ Web マニュアルを試作し、今後の Web マニュアルのあり方を検証した。テレビで検索し、分かりやすく情報提示デザイン、操作性を通して、今後の製品情報提供方法の方向性を考察する。Centered on digital television, the spread of information appliances into households continues. There are products that require connection to other devices using a network, but the way in which these devices connect is complicated and difficult for users to understand. Furthermore, for devices that rely on components from different makers, there is little information about what you can do once you have connected them. The TC Association Web Communication Research & Study WG has been given permission to use the digital television portal site "acTVila" so that Web manuals can be prototyped that cover different makers, ensuring better Web manuals in the future. Through using the television for searching, easy-to-understand information display design, and operability, the way in which product information is provided in the future will be considered.
著者
大野 邦夫
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告デジタルドキュメント(DD) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2007, no.8, pp.41-48, 2007-01-26
被引用文献数
1

今日の日本における紙の文書において、縦書きの文書が一般的である。しかし現状のWeb文書は、縦組みの日本語には対応していない。今後の日本語の情報の電子化を考えると、WebやXML文書が使いやすい縦組みの日本語をサポートすることが望まれる。さらに、近年急成長を遂げる中国や台湾、韓国などの漢字文化圏のWebやXML文書の動向を考えると、漢字組版機能を、W3Cの正式な規定として提供することは、W3Cにとっても、会員企業にとっても望ましいことである。そのような背景に基づき、2006年10月18日に開催されたXSL-WGのワークシヨツプにおいて、日本語組版機能をXSLFO20に加えることを提案したので、その内容について紹介する。Though vertical layout is very popular in Japanese printed document, current web document seldom uses vertical layout. Considering the future Japanese document, to support vertical layout in web or XML document will be expected. Besides, recent quick development of eastern Asia coun tries as China and Korea web based Kanji layout standard will be required for W3C and its corporate members. Then Japanese layout requirement studied through JAGAT study team was proposed to the workshop of XSLFO2.0.which was held on October 18 2006. This paper describes the outline of the proposal.
著者
今村 誠 阿部 匡伸 大野 邦夫 中挟 知延子 鬼塚 真 NISHIOKA Shuichi
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. OIS, オフィスインフォメーションシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.156, pp.21-34, 2008-07-17

近年、実生活により発生した様々な情報のディジタル化が進んでおり、大量のライフログとして蓄積されつつあります。個人のライフログの一例としては、購買履歴、移動履歴、視聴履歴、電気消費量、写真撮影情報等があり、企業内にも、会議面会情報、文書作成履歴、出張等の決裁情報、会計情報等様々なものが存在します。今後、これらのライフログを活用した新しいサービスとそれを支えるための蓄積、管理、利用に関する研究発表がOIS及びDDの研究分野で活性化することが期待されます。そこで本パネルでは、ライフログ活用により生じる1)サービス・ビジネスモデルの変化、2)新たに出現する問題点、3)問題に対する今後の研究テーマという観点で議論と情報交換を行います。