著者
大橋 智之 桑水流 理 吉川 暢宏
出版者
東京大学
雑誌
生産研究 (ISSN:0037105X)
巻号頁・発行日
vol.59, no.2, pp.32-35, 2007-03

植物食の鳥脚類恐竜の頭骨には,Pleurokinesisという上顎の側方運動があることが形態学的観察から提唱されている.このPleurokinesisを生み出す頭骨内の関節構造について有限要素法で応力解析を行い,Pleurokinesisが頭骨と歯列に及ぼす影響を力学的な観点から考察した.解析の結果,可動性のある関節によって,咀嚼による負荷が頭頂部に分散することが明らかとなった.このように恐竜などの古脊椎動物学においても力学的観点からの解析とその解釈により,これまで以上に彼らの生態が解明されることが期待できる.[本要旨はPDFには含まれない]

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話の内容はこの辺を一般向けに分かりやすく噛み砕いたもの→「"Pleurokinesis"を使わなかったハドロサウルス類」 http://t.co/B2VrBrv2 研究速報「有限要素解析による鳥脚類恐竜の食餌機能評価」http://t.co/AtklOetr

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