著者
高木 基裕 堀 俊和 藤元 美俊
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. A・P, アンテナ・伝播 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.561, pp.41-44, 2007-03-01

本報告では,比誘電率,比透磁率が共に負(Double Negative or DNG)となる媒質がダイアポールアンテナの特性に及ぼす影響をFTDT法によって解析し,DNG媒質がダイポールアンテナの特性に与える影響を明らかにする。検討の結果,比誘電率ε_r=-1,比透磁率μ_r=-1のDNG媒質では,DNG媒質を設置する位置によってDNG媒質中にダイポールアンテナの虚像ができることが確認できた。またDNG媒質の比誘電率,比透磁率によりダイポールアンテナのインピーダンス特性に影響を与え,共振周波数は大きく変化することがわかった。また指向性に影響することがわかった。

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