著者
高橋 玲
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CQ, コミュニケーションクオリティ (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.19, pp.49-54, 2007-04-16
被引用文献数
4

ユーザに経済的で快適な通信サービスを提供するためには,サービス提供前のネットワーク及び端末の品質設計ならびにサービス提供中の品質管理が重要である.適切なサービス品質設計・管理のためには,音声・映像メディアのユーザ体感品質(QoE: Quality of Experience)を安定かつ効率的に評価する方法が不可欠である.通信品質の評価は人間が品質を判断する主観品質評価が基本であるが,品質評価・設計の効率化や品質管理への適用のためには,通信の物理的な特徴量から主観品質を推定する客観品質評価技術が重要となる.本稿では,音声・映像メディアの主観品質評価技術と客観品質評価技術を様々な観点から分類し,それぞれの技術領域における国際標準化動向を概観する.

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[ネットワーク][QoE][信学技報]

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