著者
苅部 恒徳
出版者
新潟国際情報大学
雑誌
新潟国際情報大学情報文化学部紀要 (ISSN:1343490X)
巻号頁・発行日
vol.10, pp.9-16, 2007-05-30

古英語叙事詩『ベーオウルフ』は8世紀中ごろイングランドで成立したと見られる、北欧を舞台に英雄ベーオウルフの生涯を物語った、ヨーロッパ語での最初の叙事詩である。前半は、今はなきイェーアタス国の若き英雄ベーオウルフが隣掴デネ(デンマーク)の宮廷を12年間悩まし続ける怪物グレンデル退治に向かい、これを首尾よく退治し、わが子の復讐に来襲し廷臣を連れ去った母親も、その湖底の棲家に赴いて退治する。(後半は50年後、故国の王となったベーオウルフが国土を焼き払う火龍と対決し、若武者の助太刀でこれを退治するも、自らも致命傷を負って死ぬ。)本論の「フロースガール王の説教」は前半のクライマックスをなすもので、怪物の湖底の棲家からグレンデルの首級と、彼らの毒血で刃が熔けてなくなった、巨人の作なる刀の柄を戦勝記念に持ち帰ったベーオウルフに、彼を迎えたデンマークの老賢王のフロースガールが垂れる説教の意図を以下に考察した。重々しい述べ方と内容によって、王としての威厳を保つためのものであったとの結論に達した。

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こんな論文どうですか? 『ベーオウルフ』における「フロースガール王の説教」の意図は何か(苅部 恒徳),2007 https://t.co/8EAQexa2O5
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