著者
柴山 充文 野瀬 浩一 鳥居 淳 水野 正之 枝廣 正人
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SDM, シリコン材料・デバイス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.194, pp.35-40, 2007-08-16

システム・オン・チップ(SOC)上に集積されるコア数が増加し、また様々な周波数のクロックが要求されるのにともない、クロック生成・分配、及び同期化の方法が、SOC設計においてますます重要な課題になってきている。マルチコアSOCに向けて、決定的(deterministic)なチップ動作とタイミング設計の効率化を目的とした、新たなクロッキング・アーキテクチャを提案する。周期的同期方式(periodically all-in-phase)に基づいており、厳密なスキュー調整が不要なグローバル・クロック信号分配、グローバル・クロック信号から81ステップの周波数のクロックを生成可能なコア・クロック生成回路、及び耐スキュー性のあるバス・ラッパー回路を組み合わせることで、2サイクル程度のクロック間スキューが存在する状況でも、異なる周波数で動作するコア間で同期的なデータ転送が可能である。

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こんな論文どうですか? 周期的同期方式によるマルチコアSOCプラットフォーム向けクロッキング・アーキテクチャ(PLL,クロック,VLSI回路,デバイス技術(高速,低,2007 http://ci.nii.ac.jp/naid/110006391838

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