1 0 0 0 脳と色覚

著者
栗木 一郎
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会誌 (ISSN:09135693)
巻号頁・発行日
vol.90, no.10, pp.876-883, 2007-10-01

色の情報は,網膜における3種類の分光感度の異なる光受容細胞(すい体)によって初めて光から神経信号に変換される.しかし,色の見え方を作っているのは脳であり,色の見え方のメカニズムを探るには脳研究を欠かすことはできない.照明光が変化しても色の見えが極端に変化しない,色恒常性という視覚系の基本機能は脳損傷によって損なわれることを脳損傷者における検査によって明らかにした.脳内の色情報処理過程を調べるため,脳内を流れる色情報の概要を心理物理学的に調べる方法を開発した.本稿では,これらの実験について概説する.

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小さい粒子が集まって見えているという時点で間違っています。 目のセンサーは赤・青・緑の三種類しかありません(だから、三原色)。 そのセンサーの出力を脳が処理して色を判断しています。 参考:http://ci.nii.ac.jp/naid/110006403874 その後[補足]を見て補足します。 絵具なら質問の意味が少し分かりましたが、それでも「小さな粒子が集まって」は多少表現に問題 ...

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