著者
清水 美知子
出版者
関西国際大学
雑誌
研究紀要 (ISSN:13455311)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.97-112, 2001-03-31

本稿は、両大戦間期の<女中>をめぐる社会事業の実態について、戦前期における日本最大の婦人団体「愛国婦人会」の活動を中心に考察するものである。1920年代は、"女中難"が深刻化するなか女中問題に対する社会的な関心が高まった時期で、愛国婦人会では「夜間女学校」を開き、女中をおもな対象とするコースをつくり教育活動をはじめた。また、地方から上京した女性のために「婦人宿泊所」を開設、宿泊のみならず人事相談や就職斡旋の事業もおこなっている。凶作による農村の疲弊がクローズアップされた1930年代になると、同会は農村子女救済運動に乗りだし、身売り防止ための資金貸付や職業紹介などをおこなった。これに関連して、地方出身の娘たちに都会の女中としての心構えや家事の基礎を教える「女中養成所」を設立するとともに、女中の共済組合をつくって福利厚生につとめた。

言及状況

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1945(昭和20)年の東京大空襲で、母の通っていた学校が焼けてしまい、卒業できなかったらしい。手作りの卒業証書をプレゼントしたいが、学校の名前がわからない。

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愛国婦人会の〈女中〉をめぐる社会事業 https://t.co/CAlnznu4NA

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