著者
宮本 晋一
出版者
沖縄大学
雑誌
沖縄大学人文学部紀要 (ISSN:13458523)
巻号頁・発行日
vol.9, pp.69-78, 2007-03-31

近ごろはスポーツに対しての考えが、「みるスポーツ・するスポーツ」において人々の関心は別れてきている。なかでも、少子化の中で「するスポーツ」の人口は減少傾向にある。また「みるスポーツ」においては、野球人気の低迷をよそに、女子ゴルフや女子フィギュアスケートと女子若年層の活躍もあり、新たに身近なスポーツとしてとらえられ望ましい傾向にある。このように競技スポーツの捉え方が変化・多様化している社会状況のなか、自分を変えたい「自己改革」を図りたいE女子大学学生の競技スポーツの可能性について触れることとした。それは、これまでただ漠然と考えていただけで体系的に整理したことがなかった。そこで本稿において試論ではあるが、それの一端を果たしてみたい。自分を変えたい学生にとっての競技スポーツの可能性とトップアスリートの自己変化認識能力について考え、競技スポーツに新しい展望を切り開く参考・目的となることが本稿のテーマである。

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