著者
瀧川 禅
出版者
大阪女学院大学・短期大学
雑誌
大阪女学院大学紀要 (ISSN:18800084)
巻号頁・発行日
no.3, pp.15-24, 2006

本稿では異文化間コミュニケーションにおいて、国際結婚カップルの日本語会話データを用い、日本人の妻がアメリカ人の夫に話をする時、話の重要な点をどう伝えそれを夫は理解できるのか分析する。文化の違いにより話の伝え方も全く異なる。たとえば、アメリカ人は話の重要点をはっきり表現するが、日本人は聞き手自身が文脈から理解する手法をとる。従ってそのスタイルに慣れていない外国人は、話し手である日本人が伝えたいことを理解できないことがある。本研究でも、妻と夫の話の伝え方の違いが誤解を生む結果となることが分かった。

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日本人妻とアメリカ人の夫との間の30分の会話を元に、日本人は本当に言いたいことを最後に持って来るので、慣れていない夫にはわかりにくいと説く論文。(英文)こんな程度でも、論文にしちゃっていいんだと感心。 http://t.co/rk1zcD3Y
日本人妻とアメリカ人の夫との間の30分の会話を元に、日本人は本当に言いたいことを最後に持って来るので、慣れていない夫にはわかりにくいと説く論文。(英文)こんな程度でも、論文にしちゃっていいんだと感心。 http://t.co/rk1zcD3Y

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