著者
岡 茂
出版者
東海大学
雑誌
東海大学健康科学部紀要 (ISSN:13474162)
巻号頁・発行日
vol.6, pp.51-56, 2000

疾病・障害をもつ人間の生き方における課題を、一回限りの独自の生命としての価値実現、外在的ではなく内在的な価値基準に転換していくことと捉えた。そのために、同質性志向対独自性志向、競争志向対協同志向、自己肯定感、目標行動という4要因を生き方・価値観の骨格と考え、それぞれについて考察した。次に、4要因中の2要因の組合せによる座標軸をとり、各座標軸で作られる平面の構造を検討した。4要因の組合せのパターンは、今日の教育・社会状況を把握する上で有効だと考えられた。同時に個人と社会の在り方の相互関連性が推測された。

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