著者
皆吉 淳平 柴田 邦臣
出版者
大妻女子大学
雑誌
大妻女子大学紀要. 社会情報系, 社会情報学研究 (ISSN:13417843)
巻号頁・発行日
vol.15, pp.95-117, 2006

本稿は,2005年におこなわれた第44回衆議院選挙において,若い女性層が,どのようなメディアから影響を受け,その結果としてどのように考え,投票したのかを探ることを目的としている。予想外の結果となった今回の総選挙は記憶に新しいが,特筆すべき点として,これまで選挙に関心のなかった若年層が郵政解散選挙の「劇場型政治」に"踊らされる"かのように影響を受けて与党支持に流れたこと,ブログやWebなどの新しいメディアが投票行動に影響を与えたと考えられていることなどがある。そこで本稿では,その現状を探るためにアンケート調査をおこなった。調査の結果を分析すると,若年女性層の投票行動は,特に「劇場型政治」に"踊らされて"投票をしたとは言えないことがわかった。また,ブログなどの新しいメディアはほとんど影響を与えていなかった。一方で,若年女性層の投票行動にもっとも影響を与えていたのは家族であり,各種のメディアよりも家族の中でのさまざまな情報交換に信頼を置いている傾向を確認することができた。

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