著者
滝口 哲史 石河 睦生 保坂 寛 森田 剛
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. US, 超音波 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.357, pp.19-24, 2007-11-22
被引用文献数
3

非鉛系圧電材料の候補の一つとして有力視されているニオブ酸カリウム(KNbO_3)^<(1)>に注目し、水熱合成法による高品質材料粉末を利用して、KNbO_3及び、マンガンをドープしたKNbO_3-Mnセラミックスを試作した。マンガンをドープすることで、焼結性、圧電性の向上が期待できる。水熱合成法は、水溶液中の化学反応を使用したもので、低温(200℃)、自己集積による合成が特徴である。原料として、K_2CO_3を使わず、KOHを利用するため、吸湿性などの問題を回避できる。径方向共振、及び、厚み方向共振のアドミタンスの測定から、KNbO_3-Mnセラミックスの電気機械結合係数尾k_r、k_tを求めた結果、k_r=11%、k_t=19%であった。

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“CiNii 論文 -  水熱合成粉末によるニオブ酸カリウムセラミックスの圧電特性” http://t.co/WOjc2Rznn2

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