著者
宮西 洋太郎 中村 俊一郎
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SWIM, ソフトウェアインタプライズモデリング (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.366, pp.15-22, 2007-11-23
被引用文献数
2

近年,Tim O'Reilly氏によって名付けられた「Web2.0」というキーワードが様々な議論を集めている.Web2.0を一時的な流行語であるといった用語自体への様々な批判的意見はあるが,最新のWeb利用形態はWeb2.0と呼称するに相応しい新たな様相となっている.本格的なWeb2.0時代では,情報は双方向に広く伝播するものとされている.すなわち,広範な情報も低コストで入手できるはずである.ところが現実には,先般の参議院選挙結果に見られたように,事後にならないと結果がわからないという事象はまだまだ多い.本考察では,このような現象の対策例として,(1)立法・行政の政策策定のために,民衆の政治的要望を調査する仕組み,(2)製品開発における,製品ニーズ調査の仕組み,の2つを例に,Webによる解決策を考察する.まず,どの程度の標本数のアンケートにより,どの程度の正確さで調査が可能であるかのシミュレーション実験を行った.本稿の中心的内容として,その実験結果を報告する.次に,Web2.0的な双方向型要望調査システムの構想について考察する.

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こんな論文どうですか? Web 2.0時代における双方向型要望調査システムについての考察 : アンケートシミュレーションの実施報告(Web 2.0時代における情報システム構築の現状と未(宮西 洋太郎ほか),2007 http://t.co/q90ZGWNV
こんな論文どうですか? Web 2.0時代における双方向型要望調査システムについての考察 : アンケートシミュレーションの実施報告(Web 2.0時代における情報システム構築の現状と未(宮西 洋太郎ほか),2007 http://t.co/q90ZGWNV

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