著者
寿 順久 小豆澤 宏明 西田 陽子 室田 浩之 片山 一朗 吉川 邦彦
出版者
一般社団法人 日本アレルギー学会
雑誌
アレルギー (ISSN:00214884)
巻号頁・発行日
vol.56, no.12, pp.1510-1514, 2007

症例は33歳の女性.赤い食品の摂取後に出現する顔面を中心とした膨疹,嘔吐,下痢,呼吸困難などの症状を主訴に来院.紅白蒲鉾の負荷試験にて膨疹の出現を認め,紅色の色素成分であるコチニールのプリックテストにても陽性反応を確認した.さらにコチニールの主成分であるカルミン酸を用いた,プリックテスト,スクラッチテストは共に陽性であったため,本症例をカルミン酸によって誘発された蕁麻疹と診断した.コチニール色素はカイガラムシから抽出される紅色の天然色素で,食品や衣類などの染色に幅広く応用されている.近年コチニール色素が原因と考えられる1型アレルギーの報告が散見されるようになり,その背景に関する考察を加え報告する.

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こんな論文どうですか? 食品中のコチニール色素による蕁麻疹の1例(寿 順久ほか),2007 http://t.co/zGWvUV8r
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こんな論文どうですか? 食品中のコチニール色素による蕁麻疹の1例(寿 順久ほか),2007 http://id.CiNii.jp/bdOfL
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こんな論文どうですか? 食品中のコチニール色素による蕁麻疹の1例,2007 http://ci.nii.ac.jp/naid/110006547231 症例は3
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