著者
モハッゲグダーマード モスタファ
出版者
同志社大学
雑誌
一神教学際研究 (ISSN:18801072)
巻号頁・発行日
vol.1, pp.61-73, 2005

イスラーム文化全般、特にイスラーム法を専門とする幾人かの欧米の学者たちは、これまで第一次的資料でなく、(しっかりした根拠に欠けた)脆弱な法源に依拠してきた。彼らによって、時に特殊な考えを一般化することや、誤った結論が導き出された。さらに悪いことには、彼等の安易な一般化はメディア記者によって、時に真実のように喧伝されてきた。このようなことが、イスラーム国際法に関する最近の誤謬ある記述を多く招くことになったのである。本稿における著者の意図は、クルアーンとスンナ(慣行)というイスラーム固有の資料に基づいて、真のイスラームを提示することである。これは、特に9・11事件の一連の出来事の後で、現存する誤解を取り除くことに貢献するであろうと思われる。このため、本稿では以下のようなことを簡潔に議論していく:イスラームと平和、平等の原理、宗教上の適用および社会面での適用、イスラームにおける寛容さの原理と普遍的同胞関係、宗教的協力の先例、平和の訴え、「啓典の民」との論争、宗教的同胞関係、普遍的同胞関係。

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