著者
上原 康雄
出版者
尚美学園大学
雑誌
尚美学園大学芸術情報学部紀要 (ISSN:13471023)
巻号頁・発行日
vol.5, pp.1-14, 2004-12-24

2001年からデジタルハイビジョン放送が開始された。デジタルハイビジョンは縦横比(16 : 9)の安定したフレーム、高画質、高音質、マルチ画面、双方向、データ放送など多機能なメディアである。この方式は現行のテレビでの視聴覚体験や映像表現の技法を根本から変えはじめている。大画面の迫力ある映像、CD並みの優れた音質は臨場感にあふれている。技術的には画質、音質とも劣化がなく、CGとの合成もしやすく、映画などでも幅広く活用されている。私はNHKにおいて、デジタルハイビジョン・大河ドラマ「北条時宗」のTD(技術責任者)を担当した。この経験をふまえ、作品制作の意義およびハイビジョン制作での課題を考察する。

言及状況

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本格的な学術研究はあまり見当たりませんが、文献はいくつかあるようです。 NHK大河ドラマの歳月 http://ci.nii.ac.jp/ncid/BN04467823 大河ドラマの50年 : 放送文化の中の歴史ドラマ http://ci.nii.ac.jp/ncid/BB05991934 大河ドラマ今昔 : 『黄金の日日』から遠く離れて http://www.lib.kob ...

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【資料】CiNiiに、上原康雄氏の論文「ハイビジョンドラマ制作の考察 : 大河ドラマ「北条時宗」での事例研究」(尚美学園大学芸術情報学部紀要5 2004/12/24)がpdfで公開されています。放送技術に関する記述が主ですが面白い https://t.co/ISqTyKWxmn

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