- 著者
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金子 昌信
- 出版者
- 一般社団法人電子情報通信学会
- 雑誌
- 電子情報通信学会誌 (ISSN:09135693)
- 巻号頁・発行日
- vol.91, no.6, pp.451-456, 2008-06-01
ユークリッドの「原論」にある素因数分解の一意性や素数の無限性から話を始め,オイラーによる素数の無限性の証明からゼータ関数へと進む.素数がどのくらいたくさんあるか,その分布,それらとゼータ関数との関係について述べ,リーマン予想についても触れる.そのほか特定の形をした素数や完全数,また素数を平方数の和で表すことなどについて,幾つかの定理や予想を紹介する.