著者
森勢将雅 河原 英紀 片寄 晴弘
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告音楽情報科学(MUS)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.50, pp.117-122, 2008-05-21

STRAIGHT を用いた音声モーフィング技術の拡張として,スペクトル包絡,基本周波数を個別にモーフィングできる,部分モーフィングが提案された.さらに,部分モーフィングを用い,歌唱の特徴を声質・歌い回しに分離し,それぞれを個別にモーフィングできる歌唱デザインインタフェースが提案されている.今回,声質・歌い回しについて様々なモーフィング率で合成した歌唱をあらかじめデータとして蓄積し,波形を接続することで擬似的にリアルタイムでモーフィング率を変化させることが可能なインタフェースを実装した.本報告では,再生中にリアルタイムでモーフィング率を変化させる方法,停止中にモーフィング率の時系列を編集し,編集されたモーフィング率の時系列に基づいて再生を行う方法について説明する.また,リアルタイムにモーフィング率を変化させた歌唱の品質や問題点について述べる.Partial morphing by using STRAIGHT was proposed for independent processing in spectral and source parameters. Moreover, an extension of partial morphing, which enables individual control of voice identity and singing style, was implemented to design the singers' voice identity and their singing style. We describe the implementation of the real-time application in STRAIGHT-based morphing system. This morphing system enables us to control two (voice identity and singing style) morphing-rate during reproducing. This paper shows how to achieve the "real-time" morphing by using a lot of synthesized voices. The quality of real-time morphed singing is also discussed.

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[vocaloid][voice][programming][technology] お。修羅場Pが使ってたSTRAIGHTの論文が。タイトルにも抄録にもないけど本文にはあるから引っ掛かるのか。いいな

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お。修羅場Pが使ってたSTRAIGHTの論文が。タイトルにも抄録にもないけど本文にはあるから引っ掛かるのか。いいな / “CiNii 論文 -  STRAIGHTによるリアルタイム歌唱モーフィングシステムの実装(セッション5)” http://t.co/wdSs9q13

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