著者
宮田 仁
出版者
日本教育情報学会
雑誌
年会論文集
巻号頁・発行日
no.22, pp.56-59, 2006-08-26

筆者は受講者が所持している携帯電話(i-mode,vodafone,ez-web)に対応したコメントカードシステムを開発し,2002年より4年間,大学での多人数講義で活用してきた。教員が発問をし,受講者が各自の携帯電話からコメントカードシステムの携帯サイトに接続し,課題に対する自分の意見や質問を送信する。受講者からの意見や質問はテーマごとに整理され,リアルタイムで大講義室の液晶大画面に映し出される。その意見や質問を教員が講義中に取り上げながら,講義を展開していくアプローチを行ってきた。今回,そのシステムを機能強化し,カメラ付き携帯電話で撮影した画像にタイトルやコメントをつけ送信すれば,SQLサーバ側で自動的に画像データベース化できるシステムを開発した。受講者はユビキタスな学習環境で自分や他者のコメント付き画像をキーワード検索・抽出・閲覧できるようになった。本システムを多人数講義で活用した結果,受講者間での意見交換や視点の交換が促進され,知識共有をめざした多人数講義を支援できる可能性が示唆された。

言及状況

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こんな論文どうですか? 4A1 知識共有をめざした多人数講義をサポートする写メールデータベースシステムの開発とその効果(教育システム(2),日本教育情報学会第22回,2006 http://ci.nii.ac.jp/naid/110006856416 筆者は受講者が所持している携

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