著者
鈴木 喜久
出版者
日本信頼性学会
雑誌
日本信頼性学会誌 信頼性 (ISSN:09192697)
巻号頁・発行日
vol.30, no.7, pp.556-563, 2008
参考文献数
8

事故が発生すると,警察による責任の追求が行われるのが通常であるが,責任を追求しても,事故はなくならないことが多いので,最近は事故調査委員会による調査が優先するようになってきた.しかし,死者が100人を超えるような巨大事故に対しては,事故の直接原因を追求するだけでは不十分なことも判ってきた.即ち,事故の原因だけでなく,事故が拡大した原因を研究し,その対策を検討する必要がある.この場合には,直接原因とは異なった原因が考えられるようになるので,科学技術でなく,社会技術として対策を検討しなければならない.この点を事例により,考察してみた.

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こんな論文どうですか? 死者100人を超える巨大事故について(<特集>「信頼性・保全性・安全性の事例:システムの保全・安全と管理編」〜信頼性ハンドブック出版から10年を経て〜)(鈴木 喜久),2008 https://t.co/Us8koIGWBy

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