著者
麻田 貞雄
出版者
同志社大学
雑誌
同志社法學 (ISSN:03877612)
巻号頁・発行日
vol.60, no.6, pp.2437-2517, 2009-01

論説(article)本稿は、原爆投下問題をめぐる、日本における歴史論争に一石を投じる論争的な論文である。いわゆる「対ソ原爆外交説」が、アメリカにおける著作の単なる引き写しでしかないことを具体的に示し、この問題に日本の研究者として、いかに取り組むべきかを示唆している。This essay is a controversial, even polemical, study intended to challenge the dominantview among Japanese historians and the media concerning the so-called "Atomic Diplomacy" thesis. It exposes that Japanese writings on the subject are merely copies of "revisionist" works in the United States and suggests directions in which Japanese historians should pursue their future studies.

言及状況

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誠に残念です。 マルクス主義等左翼思想が跋扈する日本の学会で、稀有で傑出した学者であられます。 数あるご業績の中でも、左右問はぬ日本の論客の「原爆」観を糾したそのご学識と勇気は特筆に値します(下記リンクより)。 ご冥福をお祈りします。 https://t.co/GfGVvW2Jx0 https://t.co/QzqtU6rGg6 https://t.co/HUtl1NmNwT
こんな論文どうですか? 「原爆外交説」批判 : "神話"とタブーを超えて(一九四九-二〇〇九年)(麻田 貞雄),2009 http://t.co/y5JHhDbz

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