- 著者
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青木 敬士
- 出版者
- 日本大学
- 雑誌
- 日本大学芸術学部紀要 (ISSN:03855910)
- 巻号頁・発行日
- vol.46, pp.A31-A36, 2007
「Web2.0」の時代は、ユーザの参加と情報の共有によって実現する「アクティブな生きた情報網」の実現によって打ち立てられた。しかし同じ環境を享受しながら、日本におけるコミュニケーション形態は、場の空気を読んだ馴れ合いがずっと主流であり続けている。その原因はどこにあるのか?この第一章では、対話を消滅させ、並行する「独白」同士の共感を浮かび上がらせる作風で支持を得た、新海誠のアニメーション作品を採り上げて、日本の若者が抱えているコミュニケーションの問題に迫る。