著者
阪口 啓
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SR, ソフトウェア無線 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.250, pp.159-164, 2008-10-15
被引用文献数
6

無線通信技術は一定の発展を終え,今後はヘテロジニアス無線分散ネットワークの時代に入ると予想される,本稿ではこのヘテロジニアス無線分散ネットワークの概念を道路交通網に準えて概説する.無線ネットワークと道路交通網はどちらも同様の発展を辿る社会インフラである.現状の無線ネットワークは一対向の通信をMIMOなどの技術を用いて高度に行えるようになったばかりである.これは道路交通網に例えると複数車線の道路を構築する技術を確立した段階である.よって次の段階として道路網構成の高度化(分岐,合流,複数ルート,対向車線,相互接続,交差点)や,既に構築された道路の相互乗入,ナビゲーションサービスの展開などが考えられる.この様に多様な構成要素や異種の道路から構成される道路交通網をヘテロジニアス道路分散ネットワークといい,各構成要素は分散しているが互いに連携して機能している.本稿は無線において,これらと同様のヘテロジニアス無線分散ネットワークが今後どの様に構築されるかを予想する.

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こんな論文どうですか? ヘテロジニアス無線分散ネットワーク(企画,無線分散ネットワーク(WDN)特集セッション及び一般講演)(阪口啓),2008 http://id.CiNii.jp/dtUVL
こんな論文どうですか? ヘテロジニアス無線分散ネットワーク(企画,無線分散ネットワーク(WDN)特集セッション及び一般講演)(阪口啓),2008 http://id.CiNii.jp/dtUVL

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