著者
篠原 ひとみ 兒玉 英也 吉田 倫子 成田 好美
出版者
秋田大学
雑誌
秋田大学医学部保健学科紀要 (ISSN:13478664)
巻号頁・発行日
vol.16, no.2, pp.9-15, 2008-10

乳児期の夜泣きに関して母親211人に対しアンケート調査を行い, 児の夜泣き経験をもつとの回答のあった64人を対象として, 本研究では夜泣きの重症度に関わる要因を検討した. 夜泣きの重症度を測る尺度として「一週間の夜泣きの総時間数」を設定した. 夜泣きの重症度は, 平均6.8±10.1時間(0.09〜42.0時間) で, 10時間を越えると, 母親の「寝不足感が常にある」, 「疲労感が常にある」との回答が多くみられた. 夜泣きの重症度は出生体重と関連があり, 10時間を越える児の出生体重は有意に少なかった(p<0.05). また, 10時間を越える児では, 日中に30分以上持続する泣きがみられる頻度の高い傾向があり(p=0.08), 昼寝の回数が有意に少なかった(p<0.01). 本研究から, 夜泣きの重症度が10時間を越える場合は, 何らかの看護介入を考慮する必要があると思われる. 夜泣きの重症度は児の出生体重や日中の睡眠パターンとの関連が認められる.

言及状況

Twitter (3 users, 7 posts, 0 favorites)

こんな論文どうですか? 乳児期の夜泣きの重症度と関連する要因の分析(篠原 ひとみほか),2008 http://id.CiNii.jp/dvAVL
こんな論文どうですか? 乳児期の夜泣きの重症度と関連する要因の分析(篠原 ひとみほか),2008 http://id.CiNii.jp/dvAVL
こんな論文どうですか? 乳児期の夜泣きの重症度と関連する要因の分析(篠原 ひとみほか),2008 http://id.CiNii.jp/dvAVL
こんな論文どうですか? 乳児期の夜泣きの重症度と関連する要因の分析(篠原 ひとみほか),2008 http://id.CiNii.jp/dvAVL
こんな論文どうですか? 乳児期の夜泣きの重症度と関連する要因の分析(篠原 ひとみほか),2008 http://id.CiNii.jp/dvAVL

収集済み URL リスト