- 著者
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鷹野 澄
- 出版者
- 一般社団法人電子情報通信学会
- 雑誌
- 電子情報通信学会誌 (ISSN:09135693)
- 巻号頁・発行日
- vol.92, no.3, pp.209-217, 2009-03-01
- 被引用文献数
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1
日本列島は,4枚のプレートがせめぎ合う地殻活動の非常に活発な地域に位置する.そこに,大地震を経験していない大形建築物,老朽化した住宅,新耐震基準前に建てられて耐震性の低いビルなどが多数存在する.このような状況で地震災害を軽減するには,日ごろ,建物や地盤の揺れをモニタリングしてその弱点を調べて適切な対策を実施すること,また,被災直後においては,正確な被災情報の収集と,被災地域における情報の活用が重要となる.このような目的で,IT強震計と呼ばれるセンサネットワーク開発が進められている.