著者
櫻井 君紀 大森 峰輝 小林 正
出版者
豊田工業高等専門学校
雑誌
豊田工業高等専門学校研究紀要 (ISSN:02862603)
巻号頁・発行日
vol.40, pp.97-104, 2007

本稿では想起エレメント法を用い、学生の豊田高専周辺の環境についての意識を調査、分析した。その結果は以下のようにまとめられた。1)生活(居住)年数が増すごとに周辺の環境を認知する度合いは増すが、比例的に増加するのではなく、1年から3年の間に急速に増加し、それ以後は緩やかであることが明らかとなった。2)ショッピングセンター、商店施設等は女性の認知が高く、「買い物」に関しては女性のほうが周辺環境を意識していると考えられた。3)徒歩、自転車を移動手段とする学生の想起率には大きな差異は無かった。しかし、車(バイク)に乗ることにより、行動範囲が広がり、周辺環境の認知が大きく高まることが明らかとなった。4)個人の年齢、移動手段等に左右されるものの、中心となるのは梅坪駅、豊田市駅周辺であり、そこから半径約3km以内であると推測できた。また、建築物の認知についても、外観だけではなく、立地、用途等によって認知に差が現れることが確認できた。

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こんな論文どうですか? 想起エレメント法を用いた豊田高専周辺意識の調査(櫻井君紀ほか),2007 http://id.CiNii.jp/d37GL

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