著者
太田 喜元 藤井 輝也
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. A・P, アンテナ・伝播 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.386, pp.55-60, 2009-01-14
参考文献数
8
被引用文献数
5

近年,低速移動や静止した環境下で使用される無線端末が急増している.このような端末は,自ら走行する場合とは異なり,周囲の環境変化による伝搬変動を大きく受ける.そこで,屋内環境下で端末が静止している場合に,周囲の環境変化を与えるパラメータ(人の数,大きさ,歩行速度等)を直接考慮できる新たな伝搬モデルを提案した.提案モデルでは,運動体である人を直径Δwの円盤とし,端末に到来する電波を完全に遮断・吸収する完全吸収体モデルを仮定し,その値を個人の胴回りからおおよそ0.3mとした.本稿では人体による電波の遮蔽特性を実験的に明らかにし,人体を完全吸収体の円盤として扱う場合の等価半径について検討する.

言及状況

Twitter (1 users, 1 posts, 0 favorites)

脂肪が多いと電磁波を遮断しやすいように思えるが、そんなの計算している人がいるのかと調べてたら、人間の電波遮断特性については論文があるみたい。 https://t.co/AZvQLOeo9C

収集済み URL リスト