著者
水戸 康夫 進本 眞文 八島 雄士
出版者
九州共立大学
雑誌
九州共立大学経済学部紀要 (ISSN:13402641)
巻号頁・発行日
vol.111, pp.37-45, 2008-02

期待効用理論は、各選択肢における効用に確率を掛け合わせることによって期待効用値を算出し、期待効用値の最大の選択肢が選択されると見る理論である。しかし、本論の実験において、多くの実験協力者が確率計算を行なっていないことを見いだした。したがって、期待効用理論に基づいて意思決定を行なっている実験協力者が少ないことが指摘できる。この事実から、本論は期待効用理論を用いた研究は適切とはいいきれないことを主張する。

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