- 著者
-
清野 茂
- 出版者
- 名寄市立大学
- 雑誌
- 市立名寄短期大学紀要 (ISSN:09165975)
- 巻号頁・発行日
- vol.38, pp.1-12, 2005-06
戦前の大坂市立聾唖学校には多くの聴覚障害講師がいた。その一人が東京女子高等師範学校出身の廣間ひで(1890-1975)であった。彼女は高等女学校教師のときに障害を負ったが、聾学校教師に転進、国語教師として手話を用いて優れた実践を行った。また、彼女はいくつかの国語教授に関する論文、童話も執筆している。本研究では、それらの論文、諸資料を用いながら、彼女の実践と人生について論ずる。