著者
渡邉 美乃里 須原 啓一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EMD, 機構デバイス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.466, pp.33-36, 2009-02-27

電気接点における、アークによる電流遮断を解析するためには、アーク電圧電流特性とアーク消滅特性が重要になる。アーク電圧電流特性については、AyrtonやHolmなどによって代表される多くの研究者による研究がある。しかし、アーク消滅特牲に関しては、Ayrtonの場合はアークが安定である電流を研究対象にしているため、消滅特性には触れていない。一方Holmの場合は最小アーク電流を提案しているが、実際はしばしば最小アーク電流とされる電流を下回って放電が観測される。本研究ではアーク放電の消滅特性を調べることを目的とし、アークが消滅する電流付近でのアーク放電継続時間を調べた。アーク電流が小さくなるにつれ、継続時間が短くなった。継続時間の平均は、最小アーク電流付近で、W電極、Cu電極、C電極が0.01〜0.1ms、Ag電極、Pd電極が0.1〜1.0msになった。

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こんな論文どうですか? 固定間隙におけるアーク放電継続時間と最小アーク電流(ショートノート(卒論・修論特集))(渡邉 美乃里ほか),2009 https://t.co/H04hQaYw76

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