- 著者
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大貫 啓行
- 出版者
- 麗澤大学
- 雑誌
- 麗澤学際ジャーナル (ISSN:09196714)
- 巻号頁・発行日
- vol.13, no.2, pp.99-111, 2005
第4世代の代表胡綿濤総書記に続いて、そのパートナーになった温家宝首相(国務院総理)と胡の最大のライバルだった曽慶紅の生き方(身の処し方)に焦点を当て、新たな時代の中国の党・国家のリーダーの資質の変化を考察してみたい。次いで、中国のタブーでもある天安門事件の評価を将来変える可能性を視野に民衆に人気の高い指導者だった胡耀邦・趙紫陽の新指導部における扱いの変化(再評価の芽)に注目してみたい。