著者
縣 拓充 岡田 猛
出版者
美術科教育学会
雑誌
美術教育学 : 美術科教育学会誌 (ISSN:0917771X)
巻号頁・発行日
no.30, pp.1-14, 2009-03-21

本研究では,美術創作をより身近に感じさせる可能性を持った美術展示の方法として,「アーティストが美術創作を専門的に学んでいない学生と関わって作り上げたコラボレーション作品の展示」,及び,「創作プロセスに関する情報の展示」を提案し,それが来館者に及ぼす効果を検討した。展示効果の測定は,質問紙調査と鑑賞中の会話とを組み合わせて行った。その結果,1)コラボレーション作品の展示は,アーティストのパーソナリティに対するステレオタイプを緩和し,創作への動機づけを刺激する可能性を持っていること,2)プロセス情報の展示は,創造の天才神話を緩和し,アーティストに親近感を抱かせる効果があることが明らかになった。

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【CiNii論文】美術創作へのイメージや態度を変える展示方法の提案とその効果の検討 http://t.co/9RD2MOhsvj

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